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RAW動画のワークフロー

 序 ~RAW動画って??~

 マジックランタン(Magic Lantern)という
カメラ用ファームウェアがあり、
これはCanonのEOSデジタルカメラでRAW形式の動画を撮影可能にする。

 画質は今までのビデオカメラ、あるいはデジタル一眼系動画と
比べて超越的なものとなる。その一方データ容量は莫大なものとなり、
またワークフローも複雑化する。

 今回CanonのデジタルカメラでRAW動画をテストしたので、
このワークフローについて説明してみる。



 撮影すると?

 カメラ内でRAW動画データはCFカードに保存される。HDMIからの
出力はできない(2014年一月現在全機種にて不可能)。
※EOS 6D、EOS MはSDカードへ保存される。低速につき
解像度・撮影時間が制限される

撮影データは次の3種類から選ぶ。
① .RAW・・・連続したRAWデータの塊。RAW動画ファイル。
② .MLV・・・メタデータ付きRAW動画ファイル(→大抵皆こっちを使う
③ .MOV・・・h264圧縮された通常のEOSムービーファイル

 すでに③.MOV形式の動画は編集ソフトが数多くあり
説明不要であろう。ちなみに、マジックランタンでは
CBR(固定ビットレート)を3倍まで変更可能だ。
ただ、実際にやってみたが絵は相変わらず眠い。

 ①.RAWファイル、②.MLVファイルともにその後の
ワークフローとしては、.DNG(Digital Negativ : Adobe社が提唱する
カメラ用の凡庸RAW静止画ファイル)形式の
連番静止画に変換する。

 そして、この(*).DNG連番静止画ファイルを
これまた、Adobe PremiereやAfter Effectsにインポートして
編集し、.AVI等の一つの動画ファイルに出力する。
・・まさにフィルムさながらのやり方である。



 必要なソフトは?

◎RAWを扱うために使用するソフト等
元ネタ(EOSHD)
--.RAW形式のファイルをDNG連番静止画に変換する--
raw2dng.exe
raw2cdng.exe(こちらはシネマDNG形式)
2013 10月以降?PPro CCがCDNG形式にnative対応してる模様。

--番外 .RAW形式からGoPro形式の動画ファイルへ一気に変換する--
RAW2GPCF.exe
(注:GoPro Cine Form Studioがたぶん必要です/free版では10bit422のみ?

--.mlv形式のファイルをDNG連番静止画に変換する--
mlv2dng.exe

--多機能(プレビュー、連番静止画変換)--
MLV Browse Sharp (mlv_dump) ※注)必ずダウンロードしておこう!
( mlv → *.DNG + WAV または .RAW + WAVへ変換できる)

MlRawViewer
ビューアー。ffmpegを同梱するとプロレズ出力も可

RAW anlizer
raw2dng同梱でraw→dng連番静止画へ
dcraw同梱でdng→tifへ
ffmpeg同梱でtif→proresへ




▲一般的な動画ソフト
Adobe Premiere
Adobe After Effects
Apple FinalCut
Black Magic Design Davinci Resolive
その他Adobe Photoshop, Light Room, ACR etc


☆お勧めソフト(フリー)
Gimp2(日本語版)・・・静止画ソフト。フリーなのに超多機能。
ufraw・・・現像ソフト。DNG→jpg,tiff等に変換。Gimpと連動する。
Virtual Dub・・・連番静止画をくっ付けて動画ファイルにする

virtual dub でRAW動画へ





 ポストは??・・

 では具体的に示してみよう。

ケース1:AE(AfterEffects),あるいはPremiereを使用する場合
 ・撮影 → .RAWファイル → (raw2dng.exe) → *.DNG(連番静止画)
      → AE or プレミア or Davinci 連番読み込み&処理 → .avi等


 ・撮影 → .MLVファイル → (mlv2dng.exe) or (mlv dump)→ *.DNG
      → AE or プレミア 連番読み込み&処理 → .avi等

ケース2:Adobe Photo Shopを使う
 ・撮影 → .RAW or .MLVファイル → (上述の方法で) → *.DNGファイル
      → フォトショップ Action バッチ処理 → .jpg or .tiff等
        → Virtual Dub → .avi等

ケース3:あくまでタダがいい時(笑)
 ・撮影 → .RAW or .MLVファイル → (上述の方法で)→ *.DNGファイル
      → ufraw バッチ処理 → .jpg or .tiff等
        → Virtual Dub → .avi等



 画質は?

 例えばこういう画像↓
000000 copy
カメラ:EOS 50D
レンズ:Distagon 1.4/35

これはRAW動画からDNG連番静止画に変換した物をフォトショップで
少し調整したものだ。明暗が非常~にきつい場所だが
DNGから起こしているので暗部がかなり
持ち上げられているのがわかるだろう。
全くこの画質のまま動画になる
ただVirtual Dubでaviを作成したところ5秒で530メガになった。。。

梅の花をEOS RAWムービーの1フレームで
レンズ:Yashica ML 3.5/100 Macro
 動画はこちら
早くも梅の花が咲いていた。白はビデオでは難しいのだが
諧調を残しながら良く映っている。というかRAW動画では、低ISOで
白とびしないように撮影すれば暗部はいくらでも上げられるのだ。

梅の木をEOS RAWムービーの1フレームで
レンズ:Yashica ML 2.8/28
動画はこちら
ごちゃごちゃした木の枝枝も余裕で表現できる

edotatemono.jpg
レンズ:Yashica ML 2.8/28
動画はこちら
広角がもう少しほしいところか。APS-Cのカメラだと
選択肢が限られてくる。また50DはフルHDで撮影できない。
(※注:クロップモードでは2000x1080pまで可能
そのためフルHDまで引き伸ばすと解像度はやや不足して眠くなりそうだ。シャープネスは
ジャギーの元なのでかけるか悩むところ。



 あとがき。。。

 マジックランタンに関する詳細は
Magic Lantern Forum
で情報を得ることができる。

 マジックランタン公式ファーム
 Nightly Build
 これについてはもう説明不要かと思われるが、公式v2.3ファームウェアが
安定したバージョンを指す。Nightly Buildというのは、
MLは実は発展途中のソフトであり、ディベロッパーチームによって
日々更新されているのだ。基本的な使い方は事前に
Canon純正ファームをアップデートをした上で

①CFカードをカメラでフォーマット
②PCからML公式ファームをCFに入れる
③NitlyBuildをその上に上書きする
④カメラでMLファームにアップデートする
再起動し、ゴミ箱ボタンを押すとMLの画面になる


 それから古いwikiだが、日本語版もある(途中までだが・・
Magic Lantern v2.3 - User's Guide 日本語

 以上長々となったが、MLはメーカーが推奨しない勝手な方法なので
カメラが壊れるリスクがあり、またサポートも受けられないので
どうしても自己責任の世界になってしまう。その点を理解して使えるならば
どこまでも映像の可能性が広がっていくであろう。。。。。。   


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スターロード

DSC04701 copy
すた~ろーど

東京駅東口付近です。ご覧の通り2枚合成です。
手持ちですが連射して良かったのだけ選んでます♪

Camera:NEX-5N
Lense:E18-55mm
 

4k製作の環境は?

 4Kが撮影できる(正確には4 x FullHDのULTRA HDですが)ビデオカメラが
登場して一気に熱を帯びる4K市場ですが、、、
その製作環境が良く分かりません。。

そもそもモニターからどうしたらいいものかが・・

295.jpg
現在発売されているDELLのモニタ- UP2414Q   23.8 インチ PremierColor搭載
デルの直売で現在 ¥129,980
レビューでは残像感が気になるとか書いてます。
あくまで業務用・静止画向きみたいです。IPS液晶は魅力だな~。


1/23にはTNT液晶のようですが・・699ドル
28インチの4K(解像度:3840×2160)「デル 28 Ultra HD Monitor(P2815Q)を
発売予定です。
ここまでやすくなると手が届きそうですよねぇ。

ケーブルについてはあれですね。例のHDMI1.4を使えば
一本で4K解像度に対応できます。ま、1.2以上なら可なのかな?

その他大事なのはグラボでしょうか。一応
AMD RADEON HD7750以上
NVIDIA GT630(Kepler)以上

であればHDMIから4K出力に対応しているみたい。。


まあ、でも何といってもカメラですよね
前回のソニーのカメラもそうですが

large_Home_Brandbar_product_actual.jpg
意外とGo Pro HERO3でも4K p15と2.7K p30だったりしますからね~。


でも何といっても本命はBlackmagic Production Camera 4Kかなw
30010009338716001945_1.jpg
いつ出るんだwww

 

ソニー家庭用4kビデオカメラ『FDR-AX100』を発売

ソース↓
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201401/14-0115/

抜粋すると

製品名:『FDR-AX100』
XAVC®フォーマットを民生用に拡張したXAVC Sを採用しており、
4K 60Mbpsでの撮影(30p or 24p mp4) 
その他HD用フォーマットもあり
HDMIケーブル1本で4Kテレビに簡単に接続
NDフィルターを内蔵しており、撮影環境に応じて、クリア、1/4、1/16、1/64と選択可

1.0型 裏面照射型CMOSイメージセンサー Exmor R
総画素 約2090万画素/有効画素 約1420万画素(16:9)
ズームは光学12倍(デジタル160倍※3)、全画素超解像24倍(HD)、18倍(4K)
レンズ:f=29.0-348.0mm(16:9時)、f=35.5-426.0mm(4:3時)
F2.8-4.5・・暗いwww
約790g(約915g)・・・重いwww


何となくCANONのG10というハンディカムを思い出しますが、
手ブレ補正がアクティブ補正で空間光学式ぢゃないのは痛いかも
やっぱり今のHDレンズぢゃあ解像度足りないのねぇ

ソニー、手のひらサイズの4Kビデオカメラ発売 /※産経ニュース
 

港区新橋SL広場

 新橋駅西口にあるSL広場です。
列車のイルミネーションが有名ですが、人だかりが消えません。


 しばらく待っても駄目なので自分で動くことに。。

しかし、どの構図もイマイチなのです。どうも、雪だるまの
オブジェクト付近から狙うのがよさそうです。


結局作例はこうなりました。かなりクロップしてます。
見たくないものや写すべきでない人たちはアニメ化&ぼかしで
対応してSLを強調してみました。謹賀新年はこれでも
良かったのですが、ウケ狙いで中華めんとあいなりました(笑
 

合成写真はOKか?

DSC04857 copy
さて、キヤノンのオールドレンズです。NEXに
取り付けると35mm換算で40mm弱からのスタート。。
平凡なレンズになってしまいますね~(泣

この巨大なレンズにNEXのボディを取り付けて(笑
撮影しました。本当に主従が逆転したようなシステムなんですよね~
DSC04802 copy
これが合成による作例。2枚の露出の違う画像を
手動でくっ付けてます。


DSC04802 bb
こちらが元の写真。


DSC04802 arw b
RAWから現像してHDR化したもの。この作例では
効果が薄いですが、普通はかなり不自然な絵になります。




・・さて、先日の話の続きですが、
P1060331 copy
このような写真のからくりなんですが、↓が元の写真です。

P1060331.jpg
シャンデリアが飛んでしまっていたんですが、合成によって
見事にディテールが復活しました♪変なHDR画像ではなく、
このようにピンポイントで使うのも効果的だと思います。


☆マジックランタン チュートリアル集★
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プロフィール

LTA

Author:LTA
誰でもデジタルシネマを製作できる時代になりました。気軽に始められる一助になれば幸いです。
使用機材はBMPC 4K, EOS 50D, GH2, NEX5, Contax G etc
マジックランタンについても細かくご紹介します

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