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【BMPC4K】初心者向けチップス

 BMD社のフォーラムでBMPC4Kカメラの初心者向け撮影手順が
書かれているのに今頃気がつきました。よく読んでみるとかなり
ためになる内容ですのでメモしておきます。



1、ファームウェアを最新に

2015年2月現在最新のファームウェアは2.0です。
ファームウェアの更新履歴はこちらがまとまってます。




2、ISOは400オンリーで

BMPC4KはISO200,400,800と用意してありますが、800はノイズが多いです。
また、カメラのネイティブな感度は400でDRも広く最高画質となります。
ISO800はバンディングノイズ(縦縞)がでると苦情が入り、ファームウェア1.9で
センサーのキャリブレーションを実行してノイズを減らしたそうです
(私もBMDに確認済み)・・が完全に消えたわけではないのでやはり基本はISO400で。
ただし、日中の撮影ではほぼノイズは出ないでしょう。
ノイズリダクションはポストでResolve、Neat Video, Topaz DeNoise5などを使用すると良いでしょう。




3、BMDとRED EPICの比較

ムービーのサンプルがVimeoに上げられています
BMPC-4K vs. ARRI Alexa


BMPC-4K vs. Canon 1DC


・・上記のビデオはBMPC4Kでprores収録となっていますが
すでにファームウェアのアップデートで内部RAW収録が可能となっています




4、CMOS グローバルシャッターの搭載

BMPC4Kではグローバルシャッターに対応しており、動体歪みがでません。
この点で一眼レフ動画にくらべ、大きくアドバンテージを持っています。
※:スポーツ撮影は難しそうですが、コーデックもやや軽いものもありますので
強みの動体で使ってみるのも差別化としていいかもしれません




5、タイムラグ

SDIアウトプットで4フレームのラグがあり、さらにLCDでは約1フレーム分SDIより
タイムラグが短いようです。ヘッドフォン オーディオにもラグがあるとのこと
録画と録音はシンクロされているようです。




6、エリアシング、モアレ

高解像度のセンサーのため、BMCCやBMPCCよりこれらの
ノイズは少ないです。ですが、ごくまれにでることもあります。




7、カラースペース:Film

BMPC4KのFilmガンマはBMCCなどと比べてそれほどフラットではないです。
したがって、割と簡単に元の映像に戻したりできます。
※恐らくですが、同社のシネマカメラと比べてDRが狭いことに起因するのでは?
Filmガンマ以外にも通常のビデオのRec709も用意され、
シネマカメラより画質も向上しています。




8、感度の低下

同社のシネマカメラより、感度とDRが下がっています。
約1ストップといわれ、シネマカメラの基準感度はISO800、4kはISO400です。




9、LCDが見にくい

液晶が反射して日中はほとんど見えません。。
LCDフードや高価なアンチ・グレアフィルムを使用する、
  

あるいは外部モニターを使用するなどの対策(ただし、HDMI出力がないので注意)





10、オーディオ

ファームウェアのアップデートで業務に耐えうる音質を実現しました。
また、待望のオーディオメーターが付きました。外部マイクを使って
録音してください。要望として、シンクロ用のタイムコードが期待されています。




11、フィルターの推奨

IRカット、あるいはIRND 光学フィルターが推奨されます・・・(笑。必要だったのか?!
ではそのまま撮影するともわっと写るということか??
Hoya ProND推奨とのこと。




12、黒点問題

太陽や極度に明るい被写体を入れると輝度が黒く反転します。
BMPCCはファームウェアのアップデートで解決済みですが、
BMPC4Kでは改良する気はないようです。大抵はResolve
セカンダリで簡単に修正できます。




13、バッテリー表示

正確じゃないです、特に何らかの操作中。
冷却システムによって電力消費効率が変わるみたいなことが
かいてあります。本体が熱くなるのは仕様だそうです。
排気口がカメラ底部ですので塞がないようにしましょう




14、インタレースに対応しない

BMPC4Kはプログレッシブオンリーだそうです。
SDIからもプログレッシブしかでません。
仕様とは違い、50i, 60iに対応しないようです。。。。




15、LUTの使用

LUT(Look Up Table)を使用すると簡単に目的の絵柄に
たどり着けます。Captain Hook氏らによって数多くの
LUTが公開されています。
こちらも参照ー>【必見LUT集】



16、複数のコーデック

BMPC4KカメラではRAW収録を筆頭に多くのコーデックを用意してます。
"ProRes HQ". "ProRes 422", "ProRes LT", "ProRes Proxy"
※注:フルHDではRAW収録ができません。4kのみ。




17、カメラ内フォーマット

カメラ内でSSDをフォーマットできるようになりました。
HFS+ではカメラ リールを必ず設定しなければなりません。
逆にexFATでは項目がありません。




18、シャッター角

ファームウェアのアップデートでシャッター角のプリセットが増えました。
最速のシャッターが11.25度です。WBも細かく変更できるようになりました。




19、編集・グレーディング環境

専用スレッドがあります。
説明しますと、まず、基本的にResolveを使用するにはGPUが
2基必要
です。Win7 64bit以上推奨。GPUは片方が表示用、
もう片方は演算用なのでCUDAのあるグラボでメモリ3GB以上が推奨です。

ELSA NVIDIA
GD780Ti 4GB



RAW収録ではCinemaDNGに対応しているNLEが必要で、
Adobe PPro CC、FCPXなどになります。VegasはCDNGに対応していませんので
一度ResolveAEで現像して渡す必要があります。
VegasからはAEを経由してResolveに渡すのがベターだと思います。




20、推奨されるSSD

4K RAWは高スペックが要求されます。
推奨SSDはこちら
https://www.blackmagicdesign.com/support/faq/59007


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【マジックランタン】タイムラプス楽勝スクリプト

マジックランタン チュートリアル集
 マジックランタンでタイムラプスを製作する手順を
やっと最近やってみました。一行で言いますと、

AETTR + Auto Interval +Deflicker MO + Adobe Bridge

ということになります。やったこと無い方には何を言っているんだ??という
話になるかもしれませんが、むしろ
最高に簡単かつ最強の画質を誇ります。
というか嘘は全く無く超簡単です。
とはいえ、Adobe Bridgeユーザー限定の機能ですが・・



手順①Deflicker.mo モジュールの使用

マジックランタンの最近ではどの機種にも対応しているはずですが
Deflicer.moモジュールをオンにして、
モードをXMPにします。これはadobe用のRAW現像設定ファイルを
写真撮影時に同時に作成しCFカードに保存するモジュールです。
※)注意:RAWで撮影しますが、恐らくWBはAutoではなく
カスタムにした方がいいと思います。
後のスクリプトで変更する方法がよく分かりません

あるいは後でACRで全部一気にWBをカスタムに変更するとか・・。



手順②AETTR オン

aettr

この辺は以前も説明しましたが、Auto ETTRというのは
露出の右寄せ、つまり、理論的なDR特性に
基づくシャッター、絞り、ISOの自動調整機能で、カメラ側で判断して
ぎりぎりまで露出を上げてくれます。MLは非常にクレバーなため、
白とび・ノイズ等のおおよその限界値を微調整も可能です



手順③自動インターバル使用

xmp

MLの写真撮影機能に自動インターバル撮影があります。
普通はタイマーつきレリーズボタンが必要なのですが、
タイムラプスにおいてはMLでは特に必要ないです。




手順④Adobe Bridgeスクリプトの使用

・・・さて、ここからが本題になります。MLのスレッドから

▶ Adobe Bridge用スクリプト

をダウンロードします。

これを指定フォルダに置きます

Windows:
%APPDATA%\Adobe\Bridge CC\Startup Scripts\
Mac:
~/Library/Application Support/Adobe/Bridge CC/Startup Scripts/

Bridgeを起動します。ブリッジはご存知の通りビューワーであったり、
adobeの各種ソフトを連携させるのに使われますが、
timelapse_files.png
スクリプトが正しく機能すると、右クリックメニュー内に [Ramp]や[Deflicker]などが
表示されるようになります。
写真(CR2)ファイルが保存されているフォルダーをブラウズして
Deflickerモジュールを使用すると図の様に個々にXMPファイルが保存されている)
とりあえず該当するタイムラプス写真を全部選択して
[Backup XMP Sidecars]を実行してXMPのバックアップをとっておきましょう。
timelapse_rating_bcup.png

・・続いてRampingに移ります。Rampingというのはパラメーターの
平均的な時間変化を意味します。例えば日の出、日の入りでは
激しく空の色が変わりますが、それをわざと強調させたりしたい場合に
色温度などを変えるのが有効で、これを時間的に平均的になだらかに
行うことができます。特定のフレームから特定フレームへ変化させるには
Bridgeで普通はお気に入りの画像を登録するのに使用するRateing
キーフレームにしてしまいます。ちなみに選択した画像の最初と最後は
必ずキーフレームになります。
timelapse_rating2.png
例えば図では0039番と0050番の画像に★ひとつのレーティングをつけます。
0050番では夕暮れを強調するためにフォトショップで現像設定を変えて
色を少し赤くしました。右クリックメニューから[Ramp]を実行します。
timelapse_rating3.png
するとRampするパラメーターを個別に選択できるようになります。
古いバージョンのACRを使用している場合はpv2010
にチェックを入れます。

timelapse_rating4.png
あるいは右クリックメニューの[Ramp Multiple]を選択すると
大量のパラメーターを一気にRampすることが可能です。

timelapse_rating_param.png
・・・恐らくですが、私が知る限りではACRの”ハイライト・シャドウ”のスライダーは
使用しないほうがいいと思います。これを利用するとACR側で勝手に判断して
露出を変えてしまう可能性があります。かわりに図の様にトーンカーブを利用する方が
いいと思っています。(いずれにせよ後に実行するDeflickerで明暗差は無くなるかもしれませんが・・

Rampを実行するとキーフレーム間でパラメーターが平均して変化するのがわかります。




 さて最後にDeflickerを実行します。これを実行しない場合、特殊な
プラグインソフトを利用しない限りフリッカーが発生するに違いないと思います。
ここがもっとも重要な局面になりますが、このBridgeスクリプトの[Deflicker]は
ヒストグラムマッチという手法を用いてターゲットになるキーフレームを参照して
露出の複数回の調整を行い、画像間の明暗差が極めて少ない
現像設定変更を行います

とは言ってもスクリプトの中身を見ていないのでどのように
露出を変更しているのかわからないのですが・・・。


timelapse_deflicker.png
 右クリックメニューから[Deflicker]を実行しますが、
図の[Percentile]が露出の目安となる部分で、[Preview]ボタンを押すとサムネールが現れ
その部分が赤く表示されます。Percentileは画像の明るさを0~1で分けた値で表され
目安としては0.5~0.7ぐらいが野外では空の明るさの影響を受けて
フリッカーの指標となる値のようです。

[Analysis size]はスクリプトはRAW全体ではなく、サムネールで分析しているようです。
この値が横ピクセルになります。[Analysis Crop]はそのサムネールをクロップして
フリッカーを判別します。クロップファクターはピクセルではなくパーセントで表されます。
[Max Iteration]は反復回数の最大値で、ヒストグラムが十分に理想的な値に近づいた
場合デフリッカーは途中で完了します。


Deflickerに成功すると・・特に何も表示されません。
timelapse_false.png
逆に失敗すると図のようなエラーが表示されます。大量に画像が
ある場合失敗して更にデフリッカー処理をして均等化が必要なことがあります。
パラメータを変更したのにRampの設定漏れがあったりした場合、
あるいはカラーが著しく違うフッテージがあったり、極端な場合、例えば
カメラを何かが横切ったりした場合などは恐らくデフリッカーが終了しないと
思います。


 サンプルムービーです。


通常は雲が出るとフリッカーが盛大に発生するものですが、
・・・
・・
雲がないと迫力が出なくてこまりますね(笑
デフリッカーを実行前と実行後では雲泥の差になります。
タイムラプスでは4K以上の動画を作成できるのも魅力ですね。
あるいは解像度を落とせばデジタルドリーも可能で、色々なことが
できそうです。
 

【BMPC4K】しつこいですがノイズ問題続き。。。

 今度は、今度こそエクストリームなセッティングでの映像です。
かなり暗い中でのHDRは無謀ですが、あくまで性能評価のために
HDRにしてやってみました。



・・・さすがにここまで暗いのをゲインアップしまくると
ノイズは消しきれないですかね~。ディテールがなくなっても
しょうがないですから。。

ゲインアップ前の映像のキャプチャーがこちらになります。
シーケンス 01.Still001
シーケンス 01.Still002
シーケンス 01.Still003
シーケンス 01.Still004
シーケンス 01.Still005
シーケンス 01.Still006
シーケンス 01.Still007
シーケンス 01.Still008
シーケンス 01.Still009
 

【BMPC4K】引き続きノイズ問題について

 BMPC4Kですが、引き続き暗い映像でゲインアップして見ました。
・・実は基本的にこのノイズ問題はどうも終了しているようです。
サンプルムービーです



ゲインアップ前の映像のキャプチャーがこちらになります。
シーケンス 01.Still001
シーケンス 01.Still002
シーケンス 01.Still003
シーケンス 01.Still004
シーケンス 01.Still005
シーケンス 01.Still006
シーケンス 01.Still007
シーケンス 01.Still008
シーケンス 01.Still009
・・・度アンダーで持ち上げられなさそうですが、実際は
かなり暗部の諧調が残っていることが分かります(公式には12EVのDR。
後はノイズリダクションの精度が重要でしょうか。

これだとまだ物足りない感じなのでもう少しエクストリームな
セッティングにしてみます。
 

【マジックランタン】アーカイブの問題について

マジックランタン チュートリアル集 マジックランタンチュートリアル集

 Magic Lanternで撮影されたRAW動画は一連の
DNGファイルがくっついたひとつのファイル(MLV)として
保存されます。
ファイルサイズ
 このMLVファイルはフルHDで213コマで738Mという
途方も無い容量となってしまいます。

 このアーカイブの問題について考えてみます。
RAW動画はCFカードに保存されると思いますが、
よく利用されているのがKomputarBayという会社の
1000x以上の速度の64GBか128GBです。

フルHDですと録画時間が64GBで14、5分でしょうか?
そもそも壊れている可能性もあるこのカード(笑)
複数枚買って良いのだけ捕獲するのがいいのだと思いますが、
外付けHDDなどに移動するのもありなのかもしれません。

 それでも大量に保存するとなるとかなり大変です。
14bit RAWの動画はかなりオーバースペックなのです。
そこで容量を減らせないかと思案してみました。



①RAW ->CinemaDNG へ変換する。

raw2cdngというソフトを使用してCinemaDNG
変換して保存する方法を考えます。
cdng変換の詳細はこちらの図(拝借
cdng詳細


これだとResolveやFCPX、Adobeで対応しているフォーマットなので
すぐに使用することができます。

raw2cdngのオプションで12bitに変換すると

738M -> 633M

と15パーセント程度容量が減ります。
逆に14 ->16bitに変換してしまいますと

738M -> 844M

と容量が増大してしまいます。



②Resolveで現像してlogで保存する

 Davinci ResolveでCinemaDNGファイルを
現像してこれをホワイトバランス等の修正後
カラースペースをLog系のBMD FilmでProres等で
保存すると容量を一気に減らせます。
proresで保存

 PCの場合はフルHDまでですが、DNxHDなどのコーデックがいいと思います。
10bit 220 DNxHD で

738M -> 186M

と劇的に容量が減りました。勿論このファイルはRec709 LUTを充てることで
元の動画に戻ります。

あるいは何故かMOVラッパーになってしまいますが、
Grass Valley HQXコーデックも可能です。
この場合、絵柄にかなり容量が左右されますが、

738M -> 45M

と減りすぎなくらいに容量が落ちました。
傍目からすると画質に大きな変化がなさそうですが・・・
このコーデックを使用する際にはLogではなく
かなりカラーグレーディングを施した映像にしてから
出力した方がいいかもしれません。


あとがき・・・

 ・・短いですがRAWムービーは非常に容量が大きいので
編集もそうですが、アーカイブの問題が付きまとう気がします。
ProresやDNxHD, その他一般的な動画コーデックに変換するのが
効率的な保存方法なんだろうなと最近は思っています。

 

【ブラックマジック 4K】PowerNR テスト

 ブラックマジック4Kカメラでノイズの問題の解決の道筋が見えました。
そこでもっとテストしようと思ったのですが・・そもそも
めったにバンディングノイズがでない
ことが今まで撮影したフッテージから分かりました。
せいぜい夜景とかぐらいでしょう。以前夜桜を撮影したので
そのビデオでテストしようと思ったのですが何故か紛失。。。

 夕暮れで度アンダーのビデオを持ち出してきました。
ノイズ処理前
フラットの動画ですがかなり暗いです。ここから
Resolve11でカラコレしてPower Noise Reductionを実行します。
すると・・

ノイズ処理後
こんな感じになります。ゲインとしては4EVアップしてますでしょうか・・??
ディテールとNRは相反する関係ですので掛け具合は
悩みどころです。。個人的には8EVぐらいまで
上げられるつもりでいます(笑笑


・・・妙に夜景でテストしてみたい気分です。

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☆マジックランタン チュートリアル集★
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プロフィール

LTA

Author:LTA
誰でもデジタルシネマを製作できる時代になりました。気軽に始められる一助になれば幸いです。
使用機材はBMPC 4K, EOS 50D, GH2, NEX5, Contax G etc
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